ミルテの花 ピアノ教室のホームぺージをご覧いただき、ありがとうございます。
私は5歳のころからピアノを習い始めて、考えてみれば知れば知るほどその世界に引き込まれていき、ピアノとそこで関わる多くの方々に育てられました。
東京学芸大当時は、上京した中、ピアノだけではなく、声楽、弦楽器、和楽器、合唱、指揮、オペラ伴奏など様々な音楽に触れさせてもらって、目が開かれる思いの4年間でした。
その後ドイツの音大で学ぶことになりますが、その時の恩師ブローザー先生の忍耐力とご指導により、今の私があります。それまでの演奏を一から見直すため、バルトークのミクロコスモスより1ページずつの曲を5曲、マルグリット・ロンの指のトレーニング、それを2か月みっちりとやり直しました。その間曲の練習はゆるされませんでした。また、言葉の壁をとてつもなく高く感じていたにもかかわらず、毎週、楽曲分析をディスカッションする講座に参加するように導き、デモンストレーションの演奏に使ってくださったのもブローザー先生でした。先生は、曲を知ること、演奏技術、それと感性、その3つはいつも演奏の際には共存しなければならないことを私に教えてくださいました。
そのほかにも今まで真剣にご指導くださった先生方や見守り応援してくれた両親や周りの方々に恥ずかしくないように、これからもピアノ指導と音楽づくりに力を尽くしてまいります。
ピアノの上達には孤独で地道な努力が必要ですが、昨日できなかったことが、練習して今日できる、毎日違う自分になるって前向きでとてもいいことだと思いませんか。一歩ずつの歩みが年月を経て、大きな成長になりますように。
そして生涯にわたってピアノを演奏することに喜びを感じられますように☆彡
講師 松田 亜貴子